婚約破棄された魔法薬師は炎の騎士に溺愛される　ただ幸せに、なりたかった　１

出版社からのコメント

転生なし！　魔法薬師人生Ｒｅスタート！　　魔法薬師として真面目に努力を重ねてきたクレアは、家族の中でただ一人、居場所を与えられずに育った。美しく要領のよい妹・スカーレットばかりが可愛がられ、クレアには冷たい視線と厄介者扱いばかり。それでも、唯一の希望だったのは、優しい言葉をくれる婚約者・オスカーの存在だった。だが−−その唯一の光すら、妹の巧妙な策略によって奪われる。妹は涙を流しながら「お姉さまに嫉妬され、いじめられている」と訴え、家族はそれを嬉々として信じ込み、「やはりクレアは卑しい性格だ」と決めつけて責め立てた。そして妹に逆らえずに作った惚れ薬を婚約者に使われたと知ったのは、すべてが終わった後だった。「ただ幸せに、なりたかった」だけの彼女が、異国の地で本当の幸せを見つけるまでの、再生と愛の物語。　　【編集担当からのおすすめ情報】　　ヒロイン・クレアは、妹の策略に巻き込まれ、自らの知識で破滅を引き起こしてしまうという、皮肉で残酷な運命に打ちのめされます。“薬師としての誇り”と“人としての尊厳”を同時に奪われる展開は、読者の共感と怒りを呼ぶのではないでしょうかまた妹スカーレットは「外面は天使、内面は毒蛇」タイプの典型的な腹黒キャラを描いており、彼女がクレアを追い詰める手口は巧妙かつ容赦がなく、読者に“こんな人、現実にもいそう”と思わせるリアリティが魅力です。単なる恋愛ではなく、「魔法薬」というファンタジーならではのギミックが物語の鍵を握ります。薬師としてのクレアのスキルが、人を壊すことも救うこともできるという設定は非常に印象的で、２巻以降の伏線回収にも期待していただける作品となっております。